おかげさまのめぐみ舎

ごあいさつ

NPO法人おかげさまのめぐみ舎のホームページをご覧いただきありがとうございます。
私たちは葉山の海、山などの自然や地域の皆さまに支えられて、おひさま保育室、芽ぐみ保育室、学童あおぞら、学童ひだまりを運営しています。
 豊かな自然の恵みを大切に生かし、公平に分かち合い無理せず生活の中に組み入れること。環境や人に配慮して全ての物が、心地良く暮らせるように。自分を充分に大切に、そしてこれらを次世代に繋ぐこと。・・・パーマカルチャーの思想を大切にしています。

保育目標

・葉山の自然の中でダイナミックに遊ぶ
・安心の給食食材と手作りの温もりを大切にした食事
・大家族のように育ち合い、育み合う

目指す育ちの姿

自分で考え行動し、その行動に責任を持てる人。

保育

●準備のための保育をしない
保護者さんに見せるための保育や小学校に行くための準備、大人になるための準備はしない・・・いまを大切に生きる。
●見守る保育
自然の中で子ども達が夢中になる時間を見守る。ありのままの姿をまずは、受け止めること。
●子ども自身の力の及ぶ範囲で遊ぶ
必要以上に手を貸すことで、子ども自身が自分の力を過信したり、過小評価してしまいます。
●大切にすること。人も物も自然も・・・

食べること

●身土不二の考え
身と土は二つにあらず、ということ。自分が暮らしている場所と自分の体は切っても切れないものです。暮らしている土地でできる食物が自分の体に合う食べ物と言う考え方。
●生きている食べ物を食べる
次へ種を残せるもの、腐る食べ物を食べるということ。腐る〜醗酵を利用して私たちはみそや醤油、酢等を利用しています。自然の有り難い恵みです。そしてさらに腐っていくこと〜分解は次の栄養の土壌になっていきます。化学調味料や防腐剤等の化学食品添加物は絶対使わない。(一部アルミフリーのベーキングパウダーとベーキングソーダを使用します)
●一物全体食
皮も固くない種も根菜の葉も全てを食べます。植物は全体でバランスを取って生きています。全体を食べることで、自然のバランスをとりいれる、それは低農薬、無農薬だからこそ出来ること。
●精製度の低いものを食べる
一物全体食の考え方。精製度の高い物は、薬と呼ばれています。
●自分の力で食べられるもの
という考え方。古代の子ども達は母乳の他に自立歩行が出来るようになると完熟して落ちた木の実や果実、草の実、昆虫、小魚を食べていたようです。また肉は自力で倒せる物を食べていました。大人数で摂る物であれば、大人数で分け合う、その獲物を倒すことの出来る人でないと、消化吸収、代謝できないと考えられていました。消化吸収にもエネルギーが必要なのです。
●歯の割合に添って食べる〜人の歯は5/8が臼歯(雑穀を噛むため)、2/8が門歯(野菜を噛むため)、1/8が犬歯(魚肉を裂くため)です。
●カルシウムを牛乳に頼らない〜乳児期を過ぎると、日本人にはラクターゼと言う乳糖を分解する酵素がなくなります(寒冷地に居住の人でまれに大人になってもラクターゼが分泌されるケースが確認されています)。どんなに飲んでも分解吸収されること無く排泄されます。実は牛乳よりも野菜や海藻の方がカルシウムは多く含まれ、日本人に吸収されやすいのです。
●腹八分目〜消化吸収にはたくさんのエネルギーが使われます。せっかく寝ても消化吸収にばかりエネルギーを摂られると、体の回復にエネルギーが回りません。栄養は摂りすぎても、病気の元です。
●何より自然の恵、作ってくださった人々に感謝して、頂く気持ちを子ども達にも伝えていきたいですね。だからこその正しい姿勢や食事のマナーも伝えていきましょう。

生きていること

 私たちは生身の人間で、天然自然のものから出来ているということを忘れない。身の回りの生き物たちも、私たちも自然の中の一部です。目に見えない在来菌たちも・・・それらのおかげで、私たちは守られてもいます。